ソフトによってはシンボル情報などが残っています
今回はそれを利用してワークコードを探してみましょう

今回は「ゼノサーガ エピソード1」が題材です
このゲームはシンボル(ラベル)が大量に残っています
これはかなり解析しやすいです。

しばらくぼーっと怪しそうなラベルを見て行くと
itmBoxというラベルが見つかりました。

itmは、アイテム(ITEM)を略した言葉ではないかと考えられます
他のゲームでも大体の言葉が略で表記される事が多いので
どう見ても怪しい感じがしますね(笑)
数値部分を見ると、何も数値が入っていません
どうやらこのitmBoxはプログラムに張られている物ではないようです

何も数値が書き込まれていない所にシンボルがある場合
ワークアドレスに張られている場合が殆どなので
ここは「アイテムのワークアドレス」であると考えられます。

という事で、とりあえずこのitmBoxのアドレスに
何か分かり易い数値を入れて見ましょう(例えば20421400 63636363など)
すると、持っていなかったアイテムが手に入りました
やはりまんま「itmBox」はアイテムアドレスの様です。

これを手がかりに他のシンボルや周辺アドレスを調べていくと
itmBoxラベルの存在する00421400の近くで
wpnBox、bltBox、accBox、evtBoxなどが見つかりました
これらも英語が短縮されてるので、恐らく
wpn=武器、blt=弾、acc=アクセサリー、evt=イベント
という意味と予想出来ます
やはり数値を入れると武器などが出てきます。

サーガのラベルで見つかるコードはこれだけではありません
同じようにラベルでmoneyBoxという物があります
ラベル名通り、お金のアドレスです。

このようにシンボル情報が残っていれば、最大値検索をしなくても
ラベル名だけでワークコードも見つける事が出来ます
しかし、最初にも書いたように
シンボル情報が残っていない場合がほとんどで
ゼノサーガのように大量に残っているのは稀です。