ゲームの土台となるプログラムなどは
基本的にソニーが提供するライブラリで作成しますが
そのライブラリのバージョンによっていくつかの種類があり
バージョンが違うと以下のような現象が起きます。

1・昔のシンボル残りのソフトを移植しても
新しいソフトでは一部ラベルが移植されない
逆に最新ソフトから昔のソフトにも移植されない。

2・このページの講座と大きく異なる部分がある。


まず「1」について
昔と今のソフトではライブラリが大きく異なり
それが原因で昔のシンボル残りのソフトを使って
最新のソフトに関数ラベルを移植させようとしても
プログラムに違いがあるため移植されないという事が起きます
その為、最新のソフトに見合ったシンボル残りが必要になります。

次に「2」について
私が講座で書いている物は多くが旧ライブラリで
パッド関連を扱う講座が最新ソフトで役に立たない事があります
ただし基本的な最大値検索や、普通のシンボルサーチには
全く支障が無いので、深く気にしなくてもいいかもしれません。


そこで、シンボル残りのソフトをライブラリ別に分け
次の項目の「シンボル残りのソフト」で紹介します
これから解析する人も、すでに解析を始めている人も
「あれっ?」と思う部分が出てきた場合に参考にしてください。
上でも書きましたが、最大値検索などには支障は無く
マスターコード形式4やパッドアドレスを求める場合に
ライブラリの違いが重要になってきます。

分け方は改造で最も多く使う「scePadRead」などの
パッド関連のプログラムを基にしていくつかに分けられ
04.03.24現在より少し前に皆さんが良く目にしていたソフトには
殆どが「scePad1」のライブラリが使われていますが
最近はPad1の新ライブラリが多く見られるようになって来ました。

またPad1以外にも「scePad2」というライブラリも存在し
こちらも新旧ライブラリが存在します。