ゲームディスクに収録されているモジュールファイル
「IOPRPxxx.IMG」というファイルのxxxの数値が300になってから
マスターコードにとある不具合が出るようになりました
ちなみにこれはPad1で見られる現象で、Pad2は無関係のようです。

今までの形式4のように「scePadRead内のmemcpyへのjal」を
マスターコードの数値部分に使用すると
パッド操作を受け付けなくなるという症状が出るようになりました
ライブラリのバージョンアップが原因のようです。

なので数値部分には他のプログラムを利用しなければいけません
ここでは同じくパッド関連のプログラムの中で
マスターコードに向いているプログラムを紹介します。
まずPCでディスク内を探してIOPRPファイルのバージョンを調べて下さい
280以前ならば今までの方法、300だったら今回の方法を使います。

実際にIOPRP300.IMGが使用されているソフト
「ドラゴンクエストVIII」
を例に手順を見ていきましょう。


まず解析さんを起動して他のソフトからシンボルを移植します
必要なシンボルはIOPRP280のゲームからでも移植できます。 移植後「scePadPortOpen」というシンボルを ラベル一覧から探してプログラムに飛んで下さい ドラクエVIIIでは「001303C8」に存在するようです。 scePadPortOpenに付いたら下方向へプログラムを見て行き 「DIntr」というプログラムへのjal命令を探して下さい ここが最新の形式4マスターコードの数値に使う場所です ドラクエVIIIでは「00130688」にDIntrへのjalがありますね。 後は「00130688」に3hプラスした値「0013068B」を 形式4のマスターコードの数値部分に使用すればOKです これでパッド操作を受け付けなくなる問題は回避できます。 IOPRPのバージョンが300からアップすると(例えばIOPRP330など) この方法が使えなくなる可能性が高いので その時はまた新しい場所を探してここで紹介します。