ある程度、PS2サーチに慣れてきた方は
形式4マスターコードの作成にチャレンジしてみて下さい

マスターコードには、全部で4つの形式があります
形式1は、マスターコードが効くかどうかの確認だけで
実際にコードを動かすという機能はありません

形式2、形式3は、syscallへ割り込む物で
どのゲームでも共通で使用出来るという利点があります
しかし、稀に誤動作する、効果が出なくなるなどの症状が出てしまい
現在のサイバーガジェット提供のマスターコードは
どれもこの形式を採用しなくなりました。

現在、マスターコードの主流となっているのは
形式4というちょっと特殊な形式で
誤動作する可能性はほとんど無い、優れた形式です
ある特定のプログラム内にフックを掛けるというもので
そのプログラム部分は自分で探す必要があります
形式2、3のように決まった数値ではありません。


まず、シンボルが残っていないソフトであれば
残っているソフトから「関数ラベルの移植」を行います
形式4を探すにはシンボル情報が必須だからです。
移植後に「ラベルを選び移動」を選択して
「scePadRead」という名前を探します
移植されない場合はライブラリ違いの可能性が高いので
他のライブラリのシンボル残りを使用してみて下さい
「scePadRead」のラベルが見つかったら
ダブルクリックをしてそのプログラム部分へ飛びましょう

このscePadReadは、名前の通りパッドに関係するプログラムで
ゲーム中にコントローラーで何か操作が出来る場面では
常に実行されている(処理が流れている)プログラムです
形式4は、こういう常に実行されているプログラムに
PARのプログラム引っ掛けるという仕組みになっています。

このscePadReadプログラム内に
memcpyというプログラムへジャンプする場所があります
(画像のプログラムはトルネコの大冒険3の物です)


このmemcpyへのjalが存在するアドレスが
形式4マスターコードの数値部分の基盤になります
このアドレス、0033E8DCに+3hした数値
0033E8DFが形式4マスターコードの数値部分になります
今回のトルネコで形式4マスターコードを作ると

F02002B8 0033E8DF
〜暗号化〜
ECB785E0 1423BFEC

アドレス部分は通常編で探すものと同じです
形式4用に新しく探す必要はありません
違うのは数値部分だけです。


他にも、常に実行されているプログラムはあるので
必ずしもscePadReadでなくても形式4は作成できます
自信が付いたらそれらを探してみるのも面白いと思います。

また、ライブラリによってscePadReadプログラムの構成が
大きく変わってしまったりしますが基本は同じで
memcpyへのjalがあるアドレス+3hで出来ます。