PS2解析必需品
解析は、ソフトの中に存在する実行ファイルを主に使います
大体はSLPS_250.50というような名前のファイルで
他にもSLPM、SCPSなどの種類が存在し
型番にはある程度法則も存在します。
例えば、確認出来た範囲では
ナムコはSLPSで統一
コナミとカプコンはSLPMで統一
ソニーはSCPSで統一などです
スクウェアもSLPS統一だったのですが、エニックスと合併後は
SLPMも存在するようです(半熟英雄など)
これを目安に実行ファイルを探して見て下さい
(ちなみに、アメリカではSLUS-20500などです)
どれが実行ファイルか分からない場合は
system.cnfというファイルがゲームソフト内あるので
このファイルをPS2DISやテキストなどで開くと
実行ファイルの名前やバージョンなどが書かれています。
ここからは必要なツール紹介です
これが無ければ始まりませんね(笑)
どちらか片方が手元にあればいいのですが
コードの種類はPAR、値段の安さはX-Pが安いので好みで。
「PS2PAR2」「PS2PAR3.5」/サイバーガジェット
http://www.cybergadget.co.jp/
「X-PLODER」「X-TEX」/ゲームテック
http://www.gametech.co.jp/
解析に1番重要なアセンブル(解析)ツールです
暗号化復号化ツール(ps2cheat)も手に入ります
ps2cheatはダイレクトメモリンクで扱えるデータも作れます
ジオシティーズ統合に関しての手続きをされたので復活。
「ps2dis」&「ps2cheat」/作・「hanimar」さん
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/7128/
万が一にアクセスが出来なくなった時用
http://www.gscentral.com/
サイト左にあるメニューの「Hacking」をクリック
表示されたページの一番下にあるDownloads:の「More...」をクリック
Playstation 2 Utilitiesにある「PS2DIS 0.99」をクリックでダウンロード
落ちてきたファイルを解凍。
PS2PAR数値変換君は旧PARコード暗号化復号化ツール
PAR3cryptはPAR3用暗号化復号化ツールです。
PAR3cryptの詳しい使い方は別項目で紹介しています。
「PS2PAR数値変換君1.5」「PAR3crypt」/作・「ふぁお」さん
http://www.project-fao.org 更新終了
通りすがりさんの情報
ふぁお氏はPS2ツールから完全撤退されたようで、
現在はA-SATURNの作者であるAZUCO氏が本人の許可を得た上で
ミラーサイトを残しているのみです
※リンクフリーと書いてないのでサイトはググってください
単精度浮動小数点を扱う時には必須なツールです
ふぁおさん作の数値変換君でも変換は可能ですが
シンプルさから、私はこちらを使用しています
このツールのDL先は副産物の部屋の下の方にあります。
浮動小数点値 ○進表示/作・「土肥 英明」さん
http://homepage1.nifty.com/eimei/
セーブデータ比較で使用するのに便利なツールです
単なるセーブ比較だけではなく、データの改造も出来るので
より多くのコードを探すのには必要になります。
「メモリージャグラー」/ゲームテック
http://www.gametech.co.jp/
PARユーザーにオススメのツール(ソフト)です
ps2cheatと合わせて使うとコードを入力する時間が短縮できるので
多くのコードのテストなどには非常に役立ちます
「ダイレクトメモリンク2」/カラット・サイバーガジェット
http://karat-jp.com/ 販売終了
旧PARコードと新PAR3コードの入力を簡単にしてくれるツールです
コードを指定の書式で書いて変換すれば良いという簡単さで
コードの確認などには非常に重宝します。
「PAR3uty」作・「ふぁお」さん
http://www.project-fao.org 上記、通りすがりさんの情報参照
PAR3用コード入力支援ツールPCE
ダイレクトメモリンク3を買うよりこのツールをダウンロードした方が
明らかに多機能ですし、大量のコードを管理するならオススメです。
「ParCodeEditor」作・「ugnag」さん
http://ugnag.lar.jp/index.html
R3000命令を変換できるツールです
PS2ではCPUにR5900(EEcore)を使っていて
R3000と命令表記などは同じなので持っておいて損は無し
・・・なのですが、どうやら閉鎖されてしまったようです(汗)
「EasyAsmR3000」/作・「まさやん」さん
http://psexe.keita.nu/
ここからは見ておきたいページ紹介です
R3000命令表は説明も細かくて分かりやすいので
PS2解析を初めて始める人は最初にここで命令を覚えるのをオススメします
また、ハイレベルなコードが多く掲載されているので
人のコードを復号化して勉強するのも1つの方法です。
「zero memory」/「D-RAM」さん
http://www21.big.or.jp/~dram/
残念ながら、今は更新は停止してしまいましたが
「PS2コードといえばここ」というくらいのサイトです
コード掲載量がかなりのものなので、普通に使うも良し
復号化してコードの勉強にするも良しです。
「とものおうち」/「知」さん
http://www.interq.or.jp/virgo/tomoxyz/
他、ツール以外には
1・PCのDVDドライブ
最近はDVDソフトが多くなってるので必須です
DVD-RAMドライブがあればHDDの代わりに使う事も出来るので
解析に使わなくても個人的にオススメです。
(ちなみに、私はLogitecのドライブを使ってます)
2・R系CPUの知識
R3000(PS)が理解できれば大半はOKです
R5900(EEcore)で増えた制限や命令などは
TOPから行けるR5900(EEcore)命令表で紹介しています
もっと詳しく知りたい人はPS2Linuxを手に入れると良いですが
現在は手に入れる方法がほぼありません。
3・長時間PCと向き合う根性と時間
誰でも最初から解析は上手く行きません
前からプログラム関係をやっていたのならば話は別ですが・・・
解析上達への近道は無いので勉強あるのみです
数値サーチが使えない分、時間が必要になるので
休日か、学生ならば学校の休み時間に学校のPCを使って
コッソリ勉強などをすると良いかも知れません(笑)
4・自分で実験するなどの向上心
最近「聞けば分かるや」という人が多く
自分で実験しながら解析する人が少ないです
もちろんこれではほとんど技術力が上がりません。
すでにコードが出ていたら「解析されてるからいいや」という考えも
結局は勉強せず、スキルアップせずに終わるという事なので
既解析でも解析に挑戦することをオススメします。